2021年の横浜DeNAベイスターズは、ラミレス監督が退任し、石川雄洋が退団。
上位進出を逃した2020年の雪辱を果たすとともに、世代交代が問われる歳となります。
しかし、今永と東の手術、梶谷のFA、二遊間の高齢化や怪我を抱える外国人選手など、補強ポイントはたくさん。
ここでは、来期や未来のベイスターズの将来を担う、横浜DeNAベイスターズのドラフト指名選手のプロフィールと動画、個人的な選手短評をまとめました。
各選手の情報をもとに、2021年シーズンの活躍を想像してみましょう!
※個人成績は2020年10月26日現在のものです
- 【短評・身長・体重・出身校】2020横浜DeNAベイスターズ指名選手一覧
- 1位:入江大生(いりえたいせい)長身から投げ下ろす最速153キロ右腕!甲子園通算4HRで二刀流に期待(?)
- 2位:牧秀悟(まきしゅうご)大学日本代表の4番!低い三振率に高いミート力を誇る好打者!
- 3位:松本隆之介(まつもとりゅうのすけ)長身かつ長いリーチが特徴の最速152キロ左腕!
- 4位:小深田大地(こぶかただいち)高校通算34HR!強肩強打のスラッガー!
- 5位:池谷蒼大(いけやそうた)テンポの速い投球で右打者へクロスファイアを投げ込む左腕!
- 6位:高田琢登(たかだたくと)直球とスライダーで高い奪三振率を誇るドクターK!
- 育成1位:石川達也(いしかわたつや)横浜高校の悲運のエースが念願のプロ入り!
- 育成2位:加藤大(かとうだい)投球のほとんどがストレート!地元出身の荒削りの151キロ右腕!
【短評・身長・体重・出身校】2020横浜DeNAベイスターズ指名選手一覧
・1位 入江大生(いりえたいせい) 明治大学 投手 (右投/右打)
・2位 牧秀悟(まきしゅうご) 中央大学 二塁手 (右投/右打)
・3位 松本隆之介(まつもとりゅうのすけ) 横浜高校 投手(左投/左打)
・4位 小深田大地(こぶかただいち) 履正社高校 三塁手(右投/左打)
・5位 池谷蒼大(いけやそうた) ヤマハ 投手(左投/左打)
・6位:高田琢登(たかだたくと) 静岡商業高校 投手 (左投/左打)
・育成1位:石川達也(いしかわたつや) 法政大学 投手 (左投/右打)
・育成2位:加藤大(かとうだい) 横浜隼人高校 (右投/右打)
1位:入江大生(いりえたいせい)長身から投げ下ろす最速153キロ右腕!甲子園通算4HRで二刀流に期待(?)
入江大生 プロフィール(出身・経歴・投打・身長体重)
- ・出身:栃木県日光市
- ・経歴:作新学院高校 – 明治大学
- ・投打:右投右打
- ・身長:187cm
- ・体重:84kg
- ・最速:153キロ
- ・球種:スライダー、カットボール、フォーク、カーブ
- ・担当スカウト:八馬幹典
入江大生 選手評価(アマチュア時代の成績とプレースタイル)
長身から投げ下ろす、最速153キロのストレートに、緩急を使える投球で三振を奪う右腕。
大学リーグ戦ではわずか2勝止まりながら、ドラフト直前の法政大学戦で13奪三振初完封。
ストレートの球威もさながら、左打者インコースへのカットボール、右打者へのフォークで打者を圧倒した。
作新学院時代は、西武ライオンズの今井と同期。
3年春は背番号1を背負っていたものの、夏は今井にエースの座を譲り、打撃に専念。
甲子園では通算4HRを放った。
入江大生の大学通算成績
- 防御率 2.72
- 投球回 72 2/3
- 奪三振 79
- 被安打 52
- 四死球 25
入江大生 プレー動画(投球・打撃動画)
・2020年10月11日 東京六大学秋季リーグ 法政大学戦 13奪三振完封
・高校時代 打撃映像まとめ
【将来像は明治大学の先輩!川上憲伸】入江大生 将来の選手像と育成方針
ドラフト1位の投手として、1年目から先発ローテーションとして期待したい。
調子が悪いときには、体重が軸足に乗らず、球が上ずる傾向がある。
しっかり下半身を鍛え、明治大学の先輩、川上憲伸のように、ストレートとカットボール、フォークで打者を圧倒し、打撃でも魅せる選手となってほしい。
2位:牧秀悟(まきしゅうご)大学日本代表の4番!低い三振率に高いミート力を誇る好打者!
牧秀悟 プロフィール(出身・経歴・投打・身長体重)
- ・出身:長野県中野市
- ・経歴:松本第一高校 – 中央大学
- ・投打:右投右打
- ・身長:178cm
- ・体重:93kg
- ・遠投:103メートル
- ・50メートル走:6.4秒
- ・守備位置(ポジション):セカンド、ショート
牧秀悟 選手評価(アマチュア時代の成績とプレースタイル)
大学日本代表で4番を担う好打者。
最大の魅力はシュアな打撃で、19年春・秋の長打率はそれぞれリーグ戦1位・3位と活躍を見せた。
三振率も低く、わずか.133。直近2年の三振率は1割を切る。
長打力もあり、リーグ戦通算3本塁打ながら、日米野球ではバックスクリーンに放り込むなどパワーも秘める。
守備面は武器になることはないが、プロでも十分通用するレベル。
大学時代はセカンドだか、高校時代はショートを守った。
牧秀悟の大学通算成績
- 打率 .278
- 安打 71
- 二塁打 23
- 三塁打 2
- 本塁打 3
- 三振 34
- 四球 38
- 出塁率 .372
牧秀悟 プレー動画(打撃・守備動画)
【打てる二塁手浅村栄斗!】牧秀悟 将来の選手像と育成方針
ドラフト1位は確実、競合すらあると言われていた逸材の牧。
ベイスターズの二遊間は、大和が34歳、倉本が30歳と高齢化。特に20年シーズンの大和は1200イニング換算で-24.3(※10月21日時点)と苦戦を強いられている。
1年目からレギュラー争いに参戦し、二遊間争いを激しくさせたい。
3位:松本隆之介(まつもとりゅうのすけ)長身かつ長いリーチが特徴の最速152キロ左腕!
松本隆之介 プロフィール(出身・経歴・投打・身長体重)
- ・出身:神奈川県横浜市
- ・経歴:横浜高校
- ・投打:左投左打
- ・身長:188cm
- ・体重:85kg
- ・最速:152キロ
- ・球種:スライダー、カーブ、チェンジアップ
松本隆之介 選手評価(アマチュア時代の成績とプレースタイル)
長身かつ長い腕を活かし、クロスステップから打者の懐に投げ込むストレートが持ち味。
1年春から名門横浜高校のマウンドに立ち、昨年は2年生ながら高校日本代表合宿にも召集された。
間接の柔らかい腕の振りから、ストレートと変化の大きいスライダー、右打者にはチェンジアップを多投。
2年春の選抜のマウンドでは、高めの直球と低めのチェンジアップのコンビネーションで空振りを奪った。
身体ができれば、球速はまだまだ伸びそうな気配。
通算成績(20年夏)
- 防御率 1.00
- 投球回 9
- 奪三振 15
- 被安打 4
- 四死球 3
松本隆之介 プレー動画(投球動画)
・高校2年春 明豊高校戦(2 1/3回 1失点)
【内海哲也のように緩急を活かした左腕に!】松本隆之介 将来の選手像と育成方針
ベイスターズの二軍には、阪口、中川、宮城など期待の若手右腕がしのぎを削っている。
しかし、左腕は櫻井な伸び悩み、他には中堅どころの濱矢くらい。
まずは同期の高田と競い合って、二軍で鍛え上げたい。
4位:小深田大地(こぶかただいち)高校通算34HR!強肩強打のスラッガー!
小深田大地 プロフィール(出身・経歴・投打・身長体重)
- ・出身:兵庫県姫路市
- ・経歴:履正社高校
- ・投打:右投左打
- ・身長:178cm
- ・体重:90kg
- ・遠投:110メートル
- ・50メートル走:6.8秒
- ・守備位置(ポジション):サード
- ・担当スカウト:安部建輝
小深田大地 選手評価(アマチュア時代の成績とプレースタイル)
高校通算34HRで、1年夏から名門履正社の5番を背負うハードパンチャー。
低学年時から、超高校級の打球測度と飛距離を誇っていたが、3年になるとしぶとさが加わる。
3年夏の実質決勝ともいえる、大阪桐蔭戦では6打数4安打でチームを21年ぶりの宿敵からの勝利に導いた。
守備も安定しており、サード守備では強肩が光る。
小深田大地 プレー動画(打撃・守備動画)
【追い付き追い越せ安田尚憲!】小深田大地 将来の選手像と育成方針
ベイスターズの二軍には、細川や伊藤といった大砲候補がいるが、左の強打者はいない。
履正社の先輩、ロッテ安田のように二軍でしっかり力をつけ、3年目に1軍に登場できるような成長過程を描きたい。
しかし、安田の場合は1年目から二軍で432打席を与えられ、英才教育を受けた。
ベイスターズの二軍には、知野、田部と、成長著しい年の近い内野手がいる。
身体を作りつつ、二軍での打席数を確保すべく、ファーストなどの複数ポジションを守りつつ、競争に勝っていきたい。
5位:池谷蒼大(いけやそうた)テンポの速い投球で右打者へクロスファイアを投げ込む左腕!
池谷蒼大 プロフィール(出身・経歴・投打・身長体重)
- ・出身:静岡県浜松市
- ・経歴:静岡高校 – ヤマハ
- ・投打:左投左打
- ・身長:174cm
- ・体重:77kg
- ・最速:147キロ
- ・球種:スライダー、カーブ、チェンジアップ
池谷蒼大 選手評価(アマチュア時代の成績とプレースタイル)
静岡高校時代は、疲労性の腰痛を抱えながらも、エースとして活躍。
甲子園出場はならなかったが、神宮大会へ出場。一学年上には、西武ライオンズで活躍する、鈴木将平がいる。
ヤマハでは、リリーフを中心に登板。
投球の中心はストレート。
回転軸が非常にきれいで、平均球速は140キロ程度ながら、空振りを奪う場面が目立つ。
社会人通算12試合17回で18奪三振。
池谷蒼大 プレー動画(投球動画)
【先発も中継ぎもこなせる存在!田口麗斗】池谷蒼大 将来の選手像と育成方針
社会人卒とは言え、まだ21歳。
即戦力で期待したいとこだが、まずはプロで投球術を磨きたい。
投球の大半を占めるストレートだが、プロでは球威不足。
カーブは回転数が多く、チェンジアップの抜けも悪くないので、変化球を磨いていきたい。
巨人の田口のように、ストレートでも変化球でも勝負でき、先発も中継ぎもこなせる投手になってほしい。
6位:高田琢登(たかだたくと)直球とスライダーで高い奪三振率を誇るドクターK!
高田琢登 プロフィール(出身・経歴・投打・身長体重)
- ・出身:静岡県富士宮市
- ・経歴:静岡商業高校
- ・投打:左投左打
- ・身長:177cm
- ・体重:77kg
- ・最速:148キロ
- ・球種:スライダー、カーブ、チェンジアップ、カットボール、チェンジアップ
高田琢登 選手評価(アマチュア時代の成績とプレースタイル)
右腕で壁を作って、コントロール良く直球とスライダーを投げ込む。
甲子園出場経験はないものの、高校1年夏から登板。
スライダー、スローカーブ、チェンジアップで高い奪三振率を誇る。
静岡商業は父が監督を務めており、指名会見では父が涙する場面もあった。
高田琢登の通算成績(20年夏)
- 防御率 3.63
- 投球回 22 1/3
- 奪三振 32
- 被安打 19
- 四死球 5
高田琢登 プレー動画(投球動画)
【将来像は静岡の先輩!田中健二朗】高田琢登 将来の選手像と育成方針
高い奪三振率を誇る左腕だが、課題は山積み。
トップの作り方が甘く、直球、変化球ともに回転数が少ないため、プロで武器とするには未完成。
ただし、持っているものは素晴らしいため、あこがれの今永に教えを請いつつ、松本と共に成長していきたい。
育成1位:石川達也(いしかわたつや)横浜高校の悲運のエースが念願のプロ入り!
石川達也 プロフィール(出身・経歴・投打・身長体重)
- ・出身:神奈川県横浜市
- ・経歴:横浜高校 – 法政大学
- ・投打:左投右打
- ・身長:178cm
- ・体重:72kg
- ・最速:146キロ
- ・球種:スライダー、スプリット、チェンジアップ、カーブ、ツーシーム
石川達也 選手評価(アマチュア時代の成績とプレースタイル)
横浜高校時代は、現楽天の藤平を差し置いてエースを担う。
脇腹や肩の痛みを抱えながらも、高校2年から主戦を担った。
甲子園では、雷雨による2回の中断中に肩痛が再発。無念の1回降板となった。
大学時代は2年春からリリーフとして登板。
高い制球力とスライダー、スプリット、チェンジアップを武器に好投した。
20年春は手首を痛めて登板が無かったが、秋には復活。
明治大学戦で、3回無失点と好投した。
石川達也の大学通算成績
- 防御率 1.42
- 投球回 25 1/3
- 奪三振 22
- 被安打 16
- 四死球 8
石川達也 プレー動画(投球動画)
【将来像は中継ぎ左腕!砂田毅樹】石川達也 将来の選手像と育成方針
長年アマの第一戦で活躍しただけあり、投球術やフィールディング、牽制に優れる。
さらにこまかいコントロールや、プロで食っていく術を見つけ、早い段階から中継ぎ左腕として期待したい。
育成2位:加藤大(かとうだい)投球のほとんどがストレート!地元出身の荒削りの151キロ右腕!
加藤大 プロフィール(出身・経歴・投打・身長体重)
- ・出身:神奈川県川崎市
- ・経歴:横浜隼人高校
- ・投打:右投右打
- ・身長:177cm
- ・体重:81kg
- ・最速:151キロ
- ・球種:スライダー、カーブ
加藤大 選手評価(アマチュア時代の成績とプレースタイル)
直球の球威がウリの右腕。
3年夏の大会では背番号11を背負い、登板は4 1/3回だけであった。
しかし、最速は151キロを誇り、2年の夏地方大会では143球すべてストレートで15奪三振という力投も見せた。
加藤大 プレー動画(投球動画)
【直球だけで飯が食える投手に!藤川球児】加藤大 将来の選手像と育成方針
超荒削りなだけに、直近の戦力としては見込めないが、将来性は抜群。
高校の監督も、下半身を鍛えればさらに球速が伸びると言っており、じっくりと育てていきたい。