2019年10月30日。
日本国内ではドラフト指名選手の指名挨拶が行われている最中に、早くも日本行きを決断した外国人選手がいる。
その男の名は、アルシデス・エスコバーという。
何を隠そう、エスコバーは、2010年から2018年まで毎年140試合以上メジャーリーグの試合に出場しつづけた、バリバリのメジャーリーガーなのです。
そんなエスコバーの経歴や成績を動画を交えて紹介いたします。
アルシデス・エスコバーのプロフィール
2015年GG賞、リーグ優勝決定シリーズMVP男!
- 本 名 :アルシデス・エスコバー
- 出身地 :ベネズエラ バルガス州
- 生年月日:1986年12月16日(満32歳)
- 身 長 :185cm
- 体 重 :83kg
- 投 打 :右投/右打
- 守備位置:ショート/サード
ベネズエラのバルガス州ラ・サバナ出身の32歳。相性はエスキーと呼ばれる。
2019年はホワイトソックス配下3Aに所属し、メジャーリーグでの出場はなかった。
プロ入りは2003年、16歳の時にドラフト外でミルウォーキー・ブルワーズと契約。2010年シーズンまでマイナーリーグでプレーしたのちに、2010年オフにトレードでカンザスシティ・ロイヤルズに移籍。
移籍初年度の2011年からショートのレギュラーを掴み、158試合に出場。リーグ1位の補殺数を記録した。
2014年シーズンは現東京ヤクルトスワローズの青木宣親とチームメイトとなった。
2015年にはリーグ優勝決定シリーズで打率.478 打点5を記録。見事MVPに輝き、チームをリーグ優勝へ導いた。加えて、シーズンではゴールドグラブ賞を獲得し、華々しいシーズンとなった。
以後、2018年までカンザスシティ・ロイヤルズのショートストップを守り続けた。
![](http://cdn.ssref.net/scripts/image_resize.cgi?min=200&url=https://www.baseball-reference.com/req/202412180/images/headshots/d/d1953010_br.jpg)
尚、横浜DeNAベイスターズに所属するエドゥイン・エスコバーは従兄弟にあたる。
アルシデス・エスコバーのプレースタイル
俊足強肩を活かしたMLBが誇る守備の名手!
メジャーリーグでのメインポジションはショートで、強肩を活かした正確なスローイングが武器。
2015年にはゴールドグラブ賞にも輝き、UZRも7.0を記録した。
しかし、年々UZRは下降傾向にあり、16年は1.0、17年は0.8、18年は-1.6となっている。
尚、2019年に所属したホワイトソックス配下3Aでは、ショートとサードをほぼ同じ割合で守っている。
アルシデス・エスコバーの走塁の評価
リーグ優勝チームで1番打者を務めた快足の持ち主!
メジャーリーグでも俊足の部類で、MLB通算174盗塁を記録している。
とりわけ2013年シーズンは打撃不振であったが、22盗塁で失敗0と足でアピールした。
しかし、最大で年間35盗塁を決めた自慢の俊足も近年は陰りが見えている。
近年の成績は、2017年に4盗塁7盗塁死、2018年に8盗塁2盗塁死となっている。
アルシデス・エスコバーの打撃の評価
リーグ優勝決定シリーズにてMVPを獲得!勝負強くコンタクト能力に長ける!
基本的にはスプレーヒッターで、通算三振率13.6%とコンタクト能力に長ける。
メジャーリーグでは2桁本塁打を記録したシーズンはないが、キャリアハイは2012年シーズン。打率.293 5HRに加え、20二塁打7三塁打を記録し、OPS .721を記録した。
2019年シーズンは3Aで96試合 打率.286 HR10 打点 OPS.787を記録。未だ衰えは見えていない。
アルシデス・エスコバー選手の総合評価
走攻守 すべてのレベルにおいてメジャー級の活躍を!
このレベルの選手がわずかわずか80万ドル(約8720万円)で来日してくれるなんて、とってもお買い得だと思います。
近年、メジャーリーグではアヘ単系の選手が続々と居場所を失っています。
エスコバーもその一人です。
年齢からくる走力の低下は見られますが、打撃、守備共にまだまだ活躍してくれるはずです。
強肩を活かした守備と高いコンタクト能力で、元カープでショートを守った、アンディ・シーツのような活躍を期待しましょう。
コメント