走り屋の世界を描き、90年代スポーツカーの高い人気を支えている、頭文字D。
ランエボ軍団、エンペラーを率いている、リーダーの須藤京一の愛車、ランエボ3に搭載されているものが、ミスファイアリングシステムです。
作中ではパンパンと音を立てるエボ3ですが、ミスファイアリングシステムにはどのような効果があるのでしょうか。
【拓海を負かした唯一の相手】頭文字D 須藤京一のランエボ3に搭載されたミスファイアリングシステムってなに?
ターボラグを無くすために開発!WRC向けにランエボやインプレッサ、セリカに標準搭載!
いろは坂を本拠地とするエンペラーは、ランエボのみのワンメイクチーム。
チームリーダーである須藤京一のランサーエボリューション3に搭載されていたものが、「ミスファイアリングシステム」です。
ミスファイアリングシステムは、ターボラグを無くすために開発されたシステム。
ターボ車は排気ガスでタービンを回してタービンを回し、より多くの空気を送り込むことでパワーを得ます。
しかし、アクセルを抜いている状態では、排気ガスによるタービンの回りが止まってしまうため、パワーが落ちてしまいます。
これをターボラグと言います。
このターボラグを無くすため、タービン近くのエキゾーストマニホールドなどで燃焼を起こし、タービンを回す仕組みを「ミスファイアリングシステム」と呼びます。
ミスファイアリングシステムは、WRCで戦うべくして登場した、ランサーエボリューション(CE9A以降)、インプレッサWRX STi(GDB以降)、トヨタのセリカGT-FOUR(ST205)のWRC仕様に標準搭載されています。
ミスファイアリングシステムは別名アンチラグシステム、二次エア供給システムとも呼ぶ
ミスファイアリングシステムは、実はスバルでの呼称。
トヨタではアンチラグシステムと呼び、三菱では二次エア供給システムと呼びました。
ミスファイアリングシステムを搭載した須藤京一のエボ3は、ターボの弱点であるターボラグを解消した、最強の4WDマシンと言えるのである。
須藤京一はこのミスファイアリングシステムを駆使し、唯一、藤原拓海を負かした。
須藤京一のようなミスファイアリングシステムを付けるには?アフターファイア、音を出すには?
ミスファイアリングシステムの後付けキットはなかなか存在しない!標準装備のランエボやインプレッサも無効化されている
WRCでも利用され、数多くのモータースポーツで活用されているミスファイアリングシステム。
しかし、騒音や燃費の悪化、エキゾーストマニホールドへの負担増から、後付けキットがなかなか存在しないのが現状。
標準搭載されているランエボやインプレッサでも、機能を有効化するには、ECUチューンが必須となる。
【パンパンやかましい】頭文字D 須藤京一のミスファイアリングシステムは何巻で登場する?
【これは講習会(セミナー)だ】藤原拓海が須藤京一に負けるシーンはSecond Stage!
エンペラーのランエボ軍団の襲来、藤原拓海初の敗戦はアニメ頭文字DのSecond Stage。
須藤京一のエボ3は、その実力通り熱い戦いを繰り広げるだけでなく、数多くの名言を残していきます。
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