スポーツカーでも独特のフォルムとエンジンで、唯一無二の存在を誇るRX-7(FD3S)
しかし、ロータリーエンジンは故障が多く、維持が大変な車とも言われています。
そんなFD3Sを、車に詳しくない友人が通勤車として購入したことがありました。
FD3Sが気になっている人に、少しでも参考になればと思い、情報をまとめました。
なぜ大学4年生の車に興味のない友人が通勤用にFD3Sを買ったのか
周りの影響されて見た頭文字Dにあこがれて軽い気持ちで購入
大学自体、近くのゲームセンターで頭文字Dのゲームをすることが流行っていました。
それを皮切りに、車好きの熱が次第に浸透し、周囲がロードスターやMR2、S2000などを購入し始めていきました。
そんな姿を見ていた私の友人は、ごく自然の流れで、通勤に必要な車としてRX-7を購入したのでした。
想像以上に燃費が悪く1年半で泣く泣く売却(笑)
通勤超快速仕様のRX-7は、実燃費で4~5キロをたたき出すなど、ものすごい燃費を記録していたとのことです。(笑)
もちろん、かなりチューニングされた車を購入した彼が馬鹿だったのは当然のことですが。。笑
泣く泣くわずか1年半で売却したとのことです。
素人が初めての車でRX-7(FD3S)を買った結果分かったこと
好きな車に乗ることはなにものにも代えがたい
1年半、会社から支給される通勤費では全く足りず、貯金ができない生活をした彼でしたが、後悔はないとのことでした。
むしろ、RX-7を手放す際には、売らなければよかったかな、とまで言っていました。
やはり、憧れた車には一度は乗っておくべきではないでしょうか。
高額な維持費が売却の要因
燃費はもちろんのこと、自動車保険も高いうえに、マメなオイル交換も必須です。
一般的なサラリーマンが乗るには、幾分維持費が苦しかったそうです。
結婚を見据え、貯金をするために、RX-7を売却したそうです。
【素人に聞く】ロータリーエンジンは本当に壊れやすいのか?
1年半で故障はパワーウィンドウのみ 想像より故障は少ない
1年半、ほぼ毎日使用したRX-7ですが、意外にも故障は少なく、パワーウィンドウの故障のみだったそうです。
FD3Sには大きく分けて1~6型まで存在します。
主に言われている型ごと留意点は下記のとおりです。
1型 | 最も作り力を入れているものの、内装系に初期不良が多い |
5型 | ロータリーエンジンの課題である冷却系が強化 |
5・6型 | コストダウンのためシャシーの剛性を低下 |
RX-7は内装・電装の故障は弱いと言われることがありますが、1型のことを言うのかもしれませんね。
故障の原因は圧縮比や水温などたくさん。専門店からの購入がおすすめ
ロータリー故障が少なかったとはいえ、普通のレシプロエンジンと同等であったかというと、決してそうではなかったようです。
購入した店舗でメンテナンス方法を聞き、夏は水温や油温をこまめにチェックしていたようです。
知識のない人は、ロータリーエンジンの酸いも甘いも知り尽くしている、専門店で手ほどきをうけながら購入することをお勧めいたします。
【素人に聞く】手放してから思うRX-7(FD3S)のメリット・デメリット
水温油温チェックやオイル交換などこまめなメンテナンスが必要だった
故障が少なかったとはいえ、やはりレシプロエンジンと比べると手がかかることは間違いなかったようです。
ロータリーエンジンは、冷却に課題があるエンジンです。
よって、エンジンオイルの量はこまめに気にし、頻繁にオイル交換が必要となります。
一般車と比べると、メンテナンスには気を使う必要がある車だったようです。
素人でもわかるカッコよさとロータリーの音は最高
ロータリーエンジンは、直列やV型エンジンとは異なるサウンドを生み出します。
そのサウンドは素人でもわかるほど気持ちよく、無意識に高回転までまわしてしまうほどだったと言います。
理想はボディ剛性のある1・2型に冷却系が強化された5型以降を移植?
一般的な車は、後期型になるほど技術が熟成されていきます。
しかし、FDは異なります。
理想のFD3Sを作りあげるには、いくつかのパーツ交換が必要なようです。
【まとめ】ロータリーの特色を理解したうえで一度は乗るべき車
私はロータリーエンジンの車に乗ったことがありません。
しかし、FD3Sの言い表せない魅力は感じています。
友人の話を改めて聞き、ロータリーエンジンは、特性を理解したうえで、一度は乗ってみるべき車である、と感じました。
FD3Sを検討している方に、少しでも参考になれば幸いです。