ドリフトに興味があるものの、意外とドリ車は高いもの。
タイヤなどの部品にもお金がかかるドリフトは、初期費用を抑えめにしたいところです。
ここでは車体価格が安価な、NAのドリフト車両について、メリットとデメリット、おすすめ車両をまとめました。
ドリフト初心者の方は、まずはNAのドリ車で、車の面白さを味わってみませんか。
NAのドリ車のメリットは?
車体価格も維持費も安い!
NAとは「ノーマルアスピレーション」の略。
つまり、過給機(ターボ・スーパーチャージャー)がなく、自然吸気にてエンジンに空気を取り込む車両のことです。
NAエンジンの車は、パワーがあまり高くない傾向にあります。
しかし、パワーがない分、中古車価格はターボ車に比べて安価な傾向があります。
その価格は、車によってはおよそ半額ほどです。
加えて、NA車はターボ車に比べ、パーツが少ない傾向があるため、故障のリスクが少ないというメリットがあります。
初心者でも扱いやすいパワーでテクニック向上に最適!!
パワーが低いということは、一見するとデメリットのように感じます。
しかし、初心者の場合、ハイパワーマシンを手に入れたところで、そのパワーを使いこなせるかは話が別です。
頭文字Dにおいて、AE86をドライバーを育てる車、と称しています。
まずはノンターボの車で腕を磨くということは、おおいにメリットがあることです。
NAのドリ車のデメリットは?
上級者向けにはパワーが不足
パワーが少ない分、派手で魅せるドリフトはしづらくなります。
もちろんNA車でもドリフトは可能ですが、ドリフト上級者はターボ車を好む傾向にあります。
ターボを後付けするには高額な費用が発生
NA車を購入したとしても、ターボは後付けすることもできます。
しかし、ターボの後付けには、車によって50万円ほどの費用がかかることもあります。
加えて、パワーを出すと、足回りの強化も必須になってきます。
ドリフトを極めたい人は、多少高額であれど、購入時にターボ車を買うことをお勧めいたします。
NA車でドリフトをする際の注意点は?
【ドリ車の必須条件】FR車を選ぶ
ドリフトを見ていると、大半のドライバーがFR車に乗っています。
FR車は、重いエンジンが前にある上にリアタイヤ回転するため、後輪が空転する状態を作りやすくなります。
よって、コマの要領で、FR車は回転(ドリフト)をしやすいのです。
ドリフトに挑戦したい方は、必ずFR車を購入しましょう。
リアタイヤには扁平率が高くグリップ力がないタイヤを
先に記した通り、ドリフト時のリアタイヤは、空転している状態です。
よって、リアタイヤには、グリップ力がないタイヤをチョイスしましょう。
練習時には、ほぼ溝がないタイヤでも問題ありません。
最初のチューニングはLSDとナックル加工
NA車で魅せるドリフトを目指す場合、最初のチューニングとして、LSDの装着とナックル加工をしましょう。
LSDはコーナリング時に、内側のタイヤの空転を避け、トラクションがかかりやすくしてくれます。
ナックル加工は、ハンドルの切れ角を大きくすることで、ドリフト時の荷重移動がよりスピーディーになります。
NAエンジンを搭載したドリフト車を安く買う方法
中古車情報サイト「グーネット」を使って直接価格交渉
スポーツカーは頭数が少なく、近隣店舗に気になる一台が無いことも多々あります。
そんなときには、中古車情報サイト「グーネット」のweb版で、気になる車について問い合わせてみましょう。
車に関する質問、総支払額が分かるだけでなく、メールを通して販売店とやり取りができるので、直接の価格交渉も可能です。
もちろん、問い合わせは無料ですので、気になる車はどしどし問い合わせてみるべきです。
【安くて初心者でも扱いやすい中古車】NAのドリ車おすすめランキング
【1位:安くてパワーも十分!】日産 フェアレディZ(Z33)
NAながら、280馬力を出力するZ33。
V6の3500ccから生み出さえれるパワーは、ターボ車を凌ぐ魅力があります。
加えて、中古車相場も安く、MTでも60万円程度から購入可能となっています。
【2位:ドリ車の定番!】日産 シルビア
ドリフトといえば、シルビアを連想する人も多いはず。
SR20エンジンは、アルミブロックながら剛性が高く、チューニングに適しています。
加えて、古いモデルでも、アフターパーツが豊富であることも魅力のひとつです。
【3位:ライトウェイトスポーツの楽しさ!】マツダ ロードスター
人馬一体の代名詞を持つ、ロードスター。
軽量のFR車のため、キビキビとした走りが期待できます。
2代目のNB型は中古車相場も安く、40万円程度から購入が可能です。
ただし、ホイールベースが短いため、慣れるまではピーキーなハンドルさばきが必要。
【4位:今日本で最も売れているスポーツカー】86・BRZ
近年では、D1などでも活躍する姿が見られるようになった、現行86。
NAエンジンながら、200馬力を出力するため、ハイパワーとまではいかないが、他のNA車に比べたらパワーは高め。
近代の車らしくTRC(トラクションコントロール)とVSC(横滑り防止機能)が装着されているので、解除することをお勧めいたします。
【5位:ドリフトベースとして有名な名車】トレノ・レビン(AE86)
ドリフト全盛期の90年代前半に、大活躍した1台。
今は、頭文字Dでの大活躍もあり、プレミア価格がついています。
当時から基幹系の設計がシンプルであることと、エンジン(4A-G)の性能が買われて人気を博していましたが、今はアルターパーツも枯渇気味。
パワーもないため、パワーのある車に比べると、ドリフトのカッコよさには見劣りするかもしれません。