神奈川県相模原市を舞台に描かれたマンガ「オーバーレブ!」
その聖地と言える、峠をまとめました。
涼子たちが熱いバトルを繰り広げた聖地は、神奈川県に実在します。
マンガの聖地巡礼として、ワインディングを楽しむため、足を向けてみてはいかがでしょうか。
オーバーレブってどんなマンガ?
車での走りに目覚めた女の子が仲間とともに成長していくマンガ!
主人公の志濃 涼子(しの りょうこ)は、高校生で陸上部に所属していたが、大けがで不完全燃焼のまま引退を迎えてしまう。
怪落ち込む涼子を気遣い、幼馴染の徹がタカオ(徹の兄)達のドリフトを見に連れ出す。
そこで、車で走ることに魅せられた涼子は、生活のすべてを車にささげるほど、車にのめり込んでゆく。
そんな涼子とその周りの仲間たちが、車を通してドラテクだけでなく、精神的にも成長してゆく姿を描いた漫画である。
【主人公の愛車はトゥデイ!】続編「クロスオーバーレブ」が復活連載中!
オーバーレブ自体は、2004年に完結したが、2019年より続編の「クロスオーバーレブ」が掲載されている。
前作から10年後を描いており、涼子はもちろんのこと、サワコやアイカも登場する。
主人公のモトはホンダトゥデイ(JA4)に乗っており、涼子とは従姪は(いとこめい)の関係にあたる。
【オーバーレブに登場した聖地・峠 その1】横山峠(大垂水峠)
涼子のホームコースであり「バリバリ伝説」にも登場した走りの聖地
涼子のホームコースとして、幾多の話の舞台となる、横山峠。
横山峠は実在し、本当の名称を「大垂水峠」という。
オーバーレブと同様に相模原市と八王子市の間に存在し、国道20号線が通過する生活道である。
現実でも2輪・4輪問わず峠好きが集う場所であり、マンガ「バリバリ伝説」にも登場したことから、2輪の走り屋からは聖地とまで呼ばれた。
現在は、路面に段差舗装がされており、80年~90年代ほど走り屋は見受けられない。
【カンナ・秀明のホームコース】烏沢峠(ヤビツ峠)
青木カンナ、秀明が登場した烏沢峠。
実際の名前は、「ヤビツ峠」と言い、神奈川県道70号線に位置する。
矢櫃峠と漢字で表記されることもあるが、カタカナが一般的。
大垂水峠と同様に、東京から近い峠であるため、走り屋が好む道である。
マンガ「頭文字D」にも登場し、チーム246とプロジェクトDで激しいバトルが繰り広げられた。
【実在する心霊スポット】犬鳴峠(いんなきとうげ)
幽霊さわぎ編の舞台となった犬鳴峠。
マンガ内では、幽霊を成仏し、サワコとアイカがコースレコードを更新する。
現実の犬鳴峠は、福岡県宮若市と同県糟屋郡久山町との間に存在。
現実の犬鳴峠も心霊スポットとして有名。
地図から完全に消されており、立ち入ったものは戻ってこれないなどの都市伝説があり、「犬鳴村」という題名で映画化もされた。
作者の山口かつみが福岡県出身であることから、犬鳴峠をオーバーレブに登場させたのかもしれない。