車の足回りから聞こえるキーキー音。
これは、ブレーキの残量を警告する、「パッドウェアインジケーター」であることが大半です。
ここでは、その音の原因と仕組み、対処法について解説いたします。
足回りの故障は重大事故につながりかねません。
正しい知識を持って、きちんと点検をしましょう。
パッドウェアインジケーターとは?どんな音が鳴る?
「キーキー」と警告音を鳴らしブレーキパッドの交換を促す部品
パッドウェアインジケーターとは、ブレーキパットについている金属部品。
ブレーキパッドが削れ、残量が減ると、ローターとこすれることで「キーキー」と警告音を出します。
停止時に金属が擦れる高い音がした場合、パッドウェアインジケーターがブレーキの交換を促している場合が多い。
ブレーキパッドの交換時期はどのくらい?何ミリまで使える?
1mmで使用限界。パッドウェアインジケータが鳴るのは2mm前後
ブレーキパッドは新品時10mmの残量があります。
パッドウェアインジケーターが鳴り始めるのは、およそ2mm前後。
一般的には、ブレーキパッドの交換目安は3mm、使用限界は1mmと言われています。
パッドウェアインジケーターが鳴り始めたら、いちはやく交換が必要と言えます。
ブレーキパッドの交換費用はどのくらい?
左右セットで1万円~2万円ほどが相場(工賃込み)
ブレーキパッドの部品は、左右セットの交換で、軽自動車の場合6000円、普通車の場合8000円程度。
交換工賃を含めて、1万円~2万円ほど。
車両前方のブレーキの方が部品、工賃ともに少々金額が高めです。
パッドウェアインジケータを過信しすぎるな!パッドの残量はこまめにチェック
電子化されパッドウェアインジケータがついていないものもある
最近の車の中には、パッドウェアインジケータが付いていない車があります。
金属音がなるのと同様の仕組みでブレーキパッドの残量を測り、メーター内の警告灯を点灯します。
しかし、軽自動車などの中には、ブレーキパッドの残量を警告する部品が装着されていない車も存在します。
警告音が鳴り始めてから1000kmほど走るとインジケータが鳴らなくなる
パッドウェアインジケーターは、あくまで金属部品。
鳴り始めてから走りすぎると、「キーキー」という警告音すら鳴らなくなります。
警告音が鳴り始めてから鳴りやむまでは、およそ1000km。
鳴りやむころには、パッドウェアインジケーターがローターを傷つけてしまい、修理費用が余計に高額になるケースもあります。
インジケータの取り付け位置による誤作動やハブベアリングなど別の故障の場合も
パッドウェアインジケーターは、擦れることによって音を出すだけの部品。
取り付け位置やゆがみによっては、ブレーキを踏むとき以外にも音が出る場合があります。
場合によっては、音が鳴りっぱなし、なんとことも。
また、タイヤ回りの異音は、パッドウェアインジケーターではなく、ハブベアリングの可能性もあります。
ハブベアリングの場合、最悪のケースは走行中にタイヤがとれる、なんてことも考えられます。
タイヤやブレーキ回りからの異音がしたときには?
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